生理不順(または月経不順)とは、生理周期や経血量、生理期間などが一般的な範囲から外れている状態を指します。通常、生理周期は25日~38日程度が目安とされ、周期のズレは前後6日以内であれば大きな問題はないといわれています。
原因
生理不順は「エストロゲン」や「プロゲステロン」など女性ホルモンの分泌バランスの乱れによって起こります。。その原因として
・ストレス
・過度なダイエット
・他の病気(子宮筋腫など)
治療
月経不順では、その原因と、妊娠を希望しているかどうかで治療が異なります。初経から間もない、あるいは閉経が近いと月経不順が起こりやすい状態であるため、ひどい貧血などが見られない場合には経過観察となることもあります。
原疾患として脳や卵巣などに腫瘍が見つかった場合は、薬物治療または手術による切除を試みることもあります。甲状腺機能低下症に対しては、甲状腺ホルモンを補充することによって排卵が正常に回復することが期待されます。また、服用中の薬剤が原因で高プロラクチン血症となっている場合は、治療中の病気との優先度を考えながら薬の減量や処方の変更を検討し、必要に応じてプロラクチンを下げる薬を使用します。
体重減少が原因である場合は、運動の制限や食事内容の調整によって適切な体重を目指します。体重やストレスのコントロールのために心理的なサポートが必要なときには、カウンセリングが行われたり、専門医へ紹介されたりすることがあります。
低用量ピルにはホルモンのバランスを整える効果が期待され、症状に応じて処方されることがあります。エストロゲンというホルモンが長期に不足している場合は骨量が減少する危険があるため、ホルモン補充に加えて、カルシウムやビタミンD3が処方されることがあります。妊娠の希望がある場合には、排卵誘発剤が使用されます。
漢方治療
生理不順によく使われる漢方薬は
1.疲れやすい人で
・冷えやむくみがあるー当帰芍薬散
・皮膚が乾燥する人ー温経湯
・貧血気味の人ー四物湯
2.体力はふつうの人で
・気分が不安定ー加味逍遥散
・のぼせ、肌あれー桂枝茯苓丸加よくい仁
・貧血ー温清飲
3.元気がある人で
・のぼせやすいー桂枝茯苓丸
・便秘ー桃核承気湯
などが使われます。
生理不順にならない対策として
• ストレスをためない・
• 睡眠をしっかりとる
• 過度なダイエットをしない
• 厳しい食事制限をやめる
• 激しい運動を控える
などがあります。